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とにかくあれこれ      自慢してみるブログ。


by billybrown
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『オラファー エリアソン 影の光 展』(原美術館)

天気もよかったので原美術館へ行ってきました。



原美術館
僕の好きな東京の中でも、
特にお気に入りの場所のひとつ。

すごく小さな美術館で、
展示数はごく、少ないです。

これで千円は高いだろ。

とも思える狭さですが
この美術館の中庭やショップを考えると
まあありなのかな、とも思います。

併設されているフレンチレストランは
綺麗な中庭を見ながらのランチをいただけます。
ほんと、贅沢な感じ。

ショップは僕のお気に入りで
美術館に関わるアートグッズがたくさん。

個人的には美術館限定Tシャツとかがお気に入りです。



ま、そんな素敵な美術館、今回の展示は
『オラファー エリアソン 影の光 展』
でした。

光の芸術家、と呼ばれるだけあって、
光と影を使ったインスタレーションの展示がほとんどです。

代表作をいくつか。




『オラファー エリアソン 影の光 展』(原美術館)_a0017032_11273538.jpg

Beauty
霧雨にライトを照らして映し出されるオーロラ。
見る位置によって、見えるものが変わる。




『オラファー エリアソン 影の光 展』(原美術館)_a0017032_11262547.jpg

タイトル忘れた
ゆっくりと回転する吊るされた輪を、ライトが照らすと
月の満ち欠けのような影が幻想的に回る。






何がすごいって、
全部、ほんとに不思議なんですよね。


もちろん、オブジェや光を発する機械は人間が作ったものですが、
そこに映し出されるものは、自然の現象の成せる技。

すべては意図的ではあるけど、すべてが作為的ではないというか。

とにかく、作品自体は人間の仕業であるには違いないけど、
作品で表されるものは、人間の手を超えている。

そんな感じです。

絶対に自然の力にはかなわないだろうし、
自然を超える美しさはこの世に存在しないだろう。

そう、実感させれた展示でした。


Knowledge comes, but wisdom lingers.
知識はすぐに得られるが、知恵を身につけるには時間がかかる。
(アルフレッド・テニスン)



人間が頭で理解できることなんて、
ほんとにほんとにほんとに、
ちょこーーーーーーーーーーーと、
だけなんだろうなぁ。

そう考えると、
ちょっとせつなくなると同時に、
なぜかちょっとうれしくもなります。

この感覚、うまくは言えないけれど。
わかってくれるかた、いるかなぁ?
by billybrown | 2005-12-26 11:28 | その他